後輩指導のコミュニケーション!落とし穴に注意~後輩がイライラするときの対処法④~
前回の3回目では、後輩指導が難しい人のために簡単に行うためのコツをお話しました。
やっと最終回に来ました。
良ければブックマークなどして、イラっとしたときに復習していただけると嬉しいです。
復習なんてめんどくさいのは、重々承知のうえで言ってます!
好きなところから読む
後輩指導のコミュニケーションで
落とし穴にハマらないために
最後に、指導していくうちに、
あなたが落とし穴にハマらないためのコツ5点です。
①文化も言語も違う
「日本人だから」
「日本語だから」
「無意識にコミュニケーションが取れている」と思っています。
無意識というところが落とし穴なんです。
まったく同じように育ち、
まったく同じように考える人はいません。
生まれ持った性質もあれば、環境もある。
誰一人として同じ人はいません。
「給料が安い」
人によって10万が安いかもしれないし、100万が安いかもしれない。
同じ日本人が使っても、同じようには伝わらないのです。
伝わっていないことを前提に考えると、
指示はかなり具体的にする必要があります。
上司:「この書類、明日使いたいからシンプルにまとめといて」
- 明日=明日の何時までに必要?朝?昼?夜?
- 使う=どこで使う?社内の会議?社外の打ち合わせ?上司の個人的資料?
- シンプルに=A4で何枚分?図や表は残す?文字だけ?
- まとめる=どの部分をまとめていいのか?
昔ながらの、「感覚でやれ、背中を見て覚えろ」は、
効率が悪いだけです。
それは指導とはいいません。
背中を見て覚えろと言っていた職業(日本の伝統文化系)が、
どんどん衰退していますよね。
どこかで誰かが具体的に言語化していれば、
衰退しなかったかもしれません。
後輩とは、文化も言語も違うと考えて、
そこから指示・指導内容を考えていきましょう。
②500回は覚悟
後輩は、あなたの思っている500倍くらい理解してくれません。
(10年間の感覚より)
つまり、「この仕事は2回言えば分かるだろう」と思っている仕事については、
「1000回言わなければ理解してくれない」と考えてください。
1000回も言ってられない。仕事進まないじゃん。
やっぱり自分がやった方が早い。
と思ってしまったら、
「根本的な解決」からは遠ざかります。
伝え方をどんどん変えていきましょう!
AでダメならBで伝えてみよう、
Bもダメなら☆なら伝わるか。
伝え方を変えることで、1000回かかるものが500回になるかもしれません。
はじめは、まったく響かなくてツラいこともあるでしょう。
工夫するうちに、こちらも学んでくるので早く伝わるようになってきますよ。
③自分でやった方が早い?
「後輩に教えてる時間があるなら、
全部自分でやってしまえば早いし正確だ。」
根本的な解決を諦めたパターンですね。
初めはその通りかもしれません。
しかし、そうやって仕事を抱え込むと、
あなたは成長するかもしれませんが、
後輩と会社は成長できなくなります。
具体的には…、
後輩は本当に簡単なことしかやらせてもらえないので、 仕事が面白くない。
今以上にパフォーマンスが下がります。
簡単なことすらダラダラとやり始める。
会社は一人分の戦力を失っている。
あなたが2人分働いたとしましょう。
では、後輩の後輩ができたときは?
あなたは3人分働けますか?
あなたは休めなくなる。
イライラする1番の原因をご存知ですか?
疲労です。
あなたは疲れているからこそ、この記事にたどり着きました。
しかし後輩には頼れないので、病気になることも許されません。
イライラして胃潰瘍になっても、労災は難しいでしょうね。
あなたの健康のためにも、コミュニケーション方法を変えていきましょう。
④怒るとなぜ伝わらないのか?
注意する=怒ること。ではありません。
なぜなら、怒ると伝わらないからです。
恐怖政治で人を動かすことはできますが、
ブラック企業といわれ会社が損するだけです。
人は「楽しい」と感じると、
脳の働きが良くなり、
自発的に動き、記憶しやすくなります。
ゲームが楽しいなら、
- 何十時間でもやる
- 攻略法を調べる
- 課金をする
ゴルフが楽しいなら、
- 新しいクラブを買う
- 自発的に練習する
- 身体が勝手に動く
どちらも楽しいから自発的にやります。
怒られて楽しいと感じる人は少ないですよね。
「仕事は楽しい」と感じたら、
進んで仕事をするし、
新しい知識も自分から勉強する。
こんなに喜ばしいことはないですね。
怒らずに伝えましょう。
⑤一人前の仕事していないのに、褒めるなんて馬鹿らしい?
もしかしたら、
褒めることに抵抗があるかもしれません。
- 「自分の時は褒めてもらえなかった」
- 「自分はもっと大変なのに」
- 「そのくらいはできて当たり前」
落とし穴にガッツリはまっていますね。
これらはあなたの頑張りが、
負の遺産になる瞬間です。
厳しい言い方ですが、
「指導方法を知らない&学ぶつもりがない人」のように見えてしまいます。
たとえ、あなたがどんなに後輩のことを考えていたとしても!
自分が成長できない人間だと、大声で言っているようなものです。
たまに愚痴を言うのは良いですが、褒めることから後輩指導を始めてみましょう!
後輩指導のコミュニケーション!のまとめ
- 文化も言語も違う
- 500回は覚悟
- 自分でやったほうが早い?
- 怒るとなぜ伝わらないのか?
- 一人前の仕事していないのに、褒めるなんて馬鹿らしい?
いかがでしたでしょうか?
根本的な解決に向かわせるために、これからコミュニケーションの方法をバシバシ変えていきましょう。
先ほどもいいましたが、「楽しい」と思うと脳は覚えようとします。
それは後輩に限ったことではありません。
あなたも、指導が楽しいと感じられたら、
自発的にマネージメントを覚えたくなるでしょう。
良い循環を作りましょう!
最終的には後輩のためになるだけではなく、
あなたも仕事が、もっともっと楽しくなります!
今回の記事で、いっさい触れていなかったのですが、お願いがあります。
「実践してみてください。」
(できれば成功したらコメントいただけたら最高に嬉しいですが、すぐには効果が出ないです。)
これを読んだだけでは何も変わりません。
最近はネットで読んでも、1秒後には忘れていますよね。
それで終わってしまったら、この時間は無駄です。
完璧にやろうとする必要はありません。
少しずつ、後輩と一緒に成長していけばよいのです。
イライラしていた過去を卒業して、
後輩指導が楽しくなるよう応援しています!
長文お読みいただきありがとうございました!(^◇^)
繰り返し読むことで脳に定着します。
3回程度読みこんで、
本当にイライラを解消させるために行動してください。
初めから読む方はこちらからどうぞ↓
後輩がイライラしたときの対処法①
良ければブックマークもしていただき、イライラしたときに復習していただけると嬉しいです。